遺品の金は本物?メッキかどうかを刻印と店の検査で確かめる方法

遺品の金が本物かどうかを確かめる方法のイメージ

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父の遺品から金色のネックレスが出てきたけれど、これは本物の金なのか、それともメッキなのか。見た目だけでは分からず、迷ってしまいますよね。

結論から言うと、遺品の金が本物かどうかは、刻印である程度の見当がつきます。ただ、最後に確かめられるのは、買取店などの機器での検査です。

この記事を読めば、刻印の見方と、メッキの表示、店で確かめる時の流れが分かります。

遺品を整理中の人

父のネックレス、ずっしりしているので本物だと思うんですが、自分で確かめる方法はありますか。

案内役

まずは留め具の近くに刻印がないか見てみましょう。ただ、刻印だけで決められない場合もあるので、最後は店で調べてもらうのが確実ですよ。

目次

遺品の金が本物かは、まず刻印で見当をつける

金のアクセサリーには、留め具の近くや指輪の内側に、品位を表す刻印が打たれていることが多いです。造幣局の区分では、750はK18、つまり金の割合が75%という意味になります。

先に結論

「K18」「750」のような品位の刻印があれば、金の可能性は高いと考えられます。ただし、その横に「GP」などの文字があればメッキの表示です。刻印は全部の文字を読むのがポイントです。

刻印の例意味の目安
K24、999、1000、純金純金(24金)
K22、91622金
K18、75018金(金75%)
K14、58514金
K10、41610金
遺品の金の刻印のうち、金の品位を表す表示とメッキを表す表示を見分ける図解

刻印の読み方を細かく覚える必要はありません。「数字やKの文字があるか」「GPなどの文字が付いていないか」の2つを見ておけば十分です。

日の丸の付いた刻印は、造幣局の品位証明

刻印の中に、小さな日の丸の旗とひし形の中の数字が並んだマークがあれば、造幣局の品位証明(ホールマーク)です。造幣局が品位試験をして、合格した製品に打つ証明記号と説明されています。

一方で、造幣局は「K18、Pt900などの記号は造幣局の証明記号ではありません。」とも書いています。K18だけの刻印は、作った側が付けた表示ということですね。

『それならK18の刻印は信用できないの?』と心配になるかもしれません。そういうわけではなく、K18の刻印は目安として役立ちます。ただ、確かめたい時は店の検査で、という順番で考えておけば大丈夫です。

刻印がない時は

刻印が見当たらない品もあります。古い品や海外製、サイズ直しで削れた物などは、刻印がないことも少なくないんです。

刻印がないだけで偽物と決めつける必要はありません。くわしくは刻印なしの遺品の金は売れる?で説明しています。

刻印があっても、メッキのことがある

ここが大事なところです。「K18」と打ってあっても、すぐ後ろに「GP」が続いていれば、金メッキを示す表示と説明されています。

『18金って書いてあるから大丈夫』と思っていたら、実はメッキだった、ということも。コメ兵の公式サイトでも、「750GP」のように数字の後ろにGPとある刻印は金でメッキをされた製品を示すと説明しています。

表示の例店の説明(公式サイト・コラムの記載)
GP金メッキ(コメ兵・大黒屋)
HGE金メッキ(大黒屋のコラム)
GEP電気メッキ(大黒屋のコラム)
GF、GS、GR金張り(おたからや・大黒屋のコラム)
見落としやすいポイント

「K18GP」のように、品位の表示とメッキの表示がくっついて打たれていることがあります。「K18」の部分だけを見て安心せず、前後の文字まで読んでみてください。

刻印の写真をスマホで撮って拡大すると、小さな文字も読みやすくなります。読めた文字をメモしておくと、店で相談する時にも役立ちます。

本物かどうかは、店の検査で確かめる

最終的に本物の金かどうかを確かめられるのは、店の機器での検査です。おたからやは蛍光X線分析装置や比重計を使って金の含有量を測ると、公式サイトで案内しています。

おたからやのよくある質問では、アクセサリーの素材(金、プラチナ、シルバー、メッキなど)を「その場で無料で判別いたします。」と書かれています。田中貴金属のRE:TANAKAも、蛍光X線検査装置で品位を判定すると説明しています(2026年10月確認)。

店で確かめてもらう流れ
  1. 品物の写真と一覧を、家族と共有しておく
  2. 本人確認書類を持って、品物をそのまま持ち込む
  3. 素材と品位、重さを調べてもらう
  4. 金額と、その理由の説明を聞く
  5. 売るかどうかは、家族と相談してから決めてもよい

ただ、店によって「調べるだけ」の扱いは違います。RE:TANAKAは、買取を前提として鑑定するので品位の鑑定だけの依頼は受けていないと案内しています。コメ兵も、真贋の鑑定は行っておらず、取り扱えるかどうかで査定すると説明しています。

『査定だけで帰ったら悪いかな』と思う方もいるかもしれません。おたからやは、査定だけのお願いもでき、無理強いはしないとよくある質問で案内しています。

遺品の金は、遺産分割が終わるまで相続人みんなの共有です(民法898条)。売ると決めた時は、残す物を決め、家族で話し合った上で、売る品だけを自分で選んだ買取店に持ち込み、品物ごとの金額を聞いてから決めましょう。

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売ると決めた形見だけ、金額を聞いてから

残す物を決めて、家族で話し合ったら、売る品だけを査定に出しましょう。刻印のない品や壊れた品も、店で品物を見てもらい、1点ずつ金額の説明を聞いてから決められます。査定だけでも大丈夫です。

査定料無料公式サイトで買取価格を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件・必要書類は公式サイトで確認してください。

店に行く前に、写真で聞いてみる方法も

いきなり店に持ち込むのが不安な時は、写真を送って聞く方法もあります。おたからやのLINE査定では、金製品の写真の例に「刻印の写真」が挙がっていて、「売らずに金額を知るだけでも大丈夫です。」と案内されています(2026年10月確認)。

ただ、写真だけでは本物かどうかまでは分からないことがあります。LINE査定の金額は概算とされているので、気になる品は実物を見てもらいましょう。

査定に行く時の持ち物や流れは遺品の金を査定に出す流れと持ち物でまとめています。

遺品の金が本物かどうかを刻印の確認から店での検査まで3段階で確かめる図解

メッキだと分かっても、思い出の品として残せる

調べてみたらメッキだった、ということもあります。少し残念な気持ちになるのは自然なことです。

遺品を整理中の人

本物だと思って大事にしていたのに、メッキでした。なんだか父に悪いような気がします。

案内役

値段と、故人が大切にしていた気持ちは別のものです。身につけていた品として、そのまま手元に残しておいて大丈夫ですよ。

メッキ品の扱いは店によって違います。おたからやは金メッキ製品も査定の対象としていますが、公式の買取価格は「ASK」で、金額の目安は出ていません。コメ兵やRE:TANAKAはメッキ品を買い取らないと案内しています。

ブランドや宝石の価値が付くことも

大黒屋の査定員コラムでは、金メッキは金としては評価されないものの、宝石付きの物やブランドのアクセサリーなら、宝石やブランドとしての価値で買い取れる場合があると説明されています。

遺品の金が本物か迷った時のよくある相談

知恵袋などでよく見かける相談を、要点だけまとめて答えます。

相談1 父の形見の喜平ネックレスは本物?

亡くなった父の形見の金のネックレスを渡されて、本物なら売りなさいと言われた、という相談です。まず留め具の近くの刻印を見て、品位の表示とメッキの表示がないかを確かめてみてください。

そのうえで、金を扱う買取店で素材を調べてもらうのが確実です。売るかどうかは、ほかの家族とも話してから決めて大丈夫です。

相談2 遺品の金の皿に「GP」とあった

遺品整理で出てきた金色の皿に「GP」とあり、純金なのか知りたいという相談です。GPは金メッキを示す表示と説明されているので、純金ではない可能性が高いと考えられます。

ただ、作りや付いている物によって評価が変わる場合もあります。気になる時は、メッキ品も査定の対象にしている店に、写真を送って聞いてみてください。

相談3 ブランドも箱もない古い指輪、どこで素材を調べられる?

おばあちゃんの家から古い指輪がたくさん出てきたけれど、ブランドも箱もなく、どこで調べてもらえるか分からないという相談です。金を扱う買取店の多くは、刻印のない品や金かどうか分からない品も無料で調べると案内しています。

ノーブランドでも、金としての価値は重さと品位で決まります。品物ごとの金額を聞いてから、残すか売るかを家族で決めましょう。

よくある質問

遺品の金が本物かどうか、磁石で分かりますか?

磁石での確認は、家でできる簡単な目安にとどまります。おたからやのコラムでも「あくまで簡易的な判定」とされているので、最後は店で調べてもらいましょう。

刻印が「K18」なら本物と考えていいですか?

本物の可能性は高いですが、「K18GP」のようにメッキの表示が続く場合もあります。前後の文字まで確かめてください。

ホワイトゴールドの指輪は金ですか?

ホワイトゴールドは金の合金です。造幣局は、金の品位が同じであればホワイトゴールドもピンクゴールドも同じホールマーク表示になると説明しています。プラチナ(白金)とはまったく別の物とされています。

本物かどうかを調べてもらうのに費用はかかりますか?

おたからやは査定料やキャンセル料など費用は一切かからないと案内しています。店によって扱いが違うので、事前に公式サイトで確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 遺品の金が本物かは、まず刻印(K18・750など)で見当をつける
  • 「GP」「HGE」などが付いていればメッキの表示
  • 最後に確かめられるのは、店の機器での検査
  • メッキでも、思い出の品として残す選び方がある
  • 売る品は家族で決めてから、品物ごとの金額を聞いて判断する

遺品から出てきた金全体の扱い方は形見の金を売るには?遺品から出てきた金の扱い方と売り方の全知識にまとめています。

形見の金.jp

形見の金.jp 編集部

遺品整理で出てきた金の指輪・ネックレス・金貨・おりんなどを、家族で納得して残す・分ける・売れるよう、国税庁・裁判所など公的機関と各社の公式情報をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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